2015年07月03日
「ペットの声が聞こえたら」(コミックス)ありがとうを10回!
そろそろ第2巻が出ないかなぁと楽しみにしているコミックス。
1年前に出た「ペットの声が聞こえたら」
(オノユウリ/原作・塩田妙玄/朝日新聞出版)
ホラー系少女マンガ雑誌に連載されているマンガです。
時々、犬や猫の声が聞こえる(気がする)女性僧侶の体験談を
漫画家さんがほんわかと可愛い絵で描いています。
女性僧侶がお手伝いされている猫のボランティア施設、
ご自身や知り合いの犬・猫とのできごとなど、ほとんどが
お別れにまつわる話で、読み返すと涙ばかりになりますが
まっすぐで愛情深い犬猫にあたたかい気持ちにしてもらえます。
愛する子を見送った後、どれだけ尽くしていたとしても
後悔が募るのは誰でも同じでしょう。でも天使になった愛犬は
そんな飼い主さんに「ありがとうを10回!」とイラッとしながら
言葉を伝えます。 その子を思いだす時には「ごめんなさい」ではなく、
出会えて○○で「ありがとう」って言って、と。
出会えたこと、楽しい思い出、癒してくれたり、あふれる愛情を
向けてくれたり… いっぱい思い出して、その子がいた幸せに
たくさん感謝して… 後悔や罪悪感よりも「ありがとう」を。
たぶん、誰もがお別れから時間がたてばそうなると思うのですけど、
こうして読んでおくと早くからできるかもしれませんね。
セシくんには早くから感謝の気持ちがいっぱい出てきたけど
リディちゃんには後悔がいっぱいでとても時間がかかりましたので。
(はいはい、ボーロは1回1個ですよ←ケチ?)
この女性僧侶、アニマルコミュニケーターのようにいつも声が聞こえるわけではなく、
意思の疎通も思うようには出来ないもどかしさがあります。
そのあたり、信じない人にも勧めやすい作品ですが、ちょっとホラーなものが
見える話があったりするので怖いのが苦手な人はだめかも。
神棚にマーキングするネコの話では神様の声が聞こえたりもあります
(こちらは笑えます〜)。
1997年に発行された本「だから愛犬しゃもんと旅に出る」。
シベリアンハスキーのしゃもんとの旅を女性ペットライターが書いたものです。
この著者が後に出家して僧侶・塩田妙玄さんとなります。
「ありがとうを10回」と言ってくるのはしゃもんくんなのでした。
リディちゃんがまだひとりっこだった頃、手にとった記憶があります。
「ペットの声が聞こえたら」を初めて読んだのは雑誌で猫の話だったので
まさか愛犬しゃもんの飼い主さんとは思いもせず、コミックスを読んだときは驚きました。
ほかに妙玄さんが書かれた本についてもまた書きます。
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素敵な本のご紹介、ありがとうございます。題名は知っておりましたが、まだ、読んではおりません。ご紹介を読ませて頂いて、読んだみたいと思いました。綺麗ごとばかりではないような印象ですが、大切なことかなと思います。リアリティのあるフィクションといった感じでしょうか。
セシルさんのこと、リディァさんのこと、深みのあるお言葉で振り返ってらっしゃるのが印象的でした(/_;)。「ありがとう」は、魔法の言葉なのかもですね。ま、今のポロムさんには通じないのかもですが(^▽^;)。
いつもコメントありがとうございます。
タイトルをご存知でしたのですね。
内容はまるきり少女マンガですので、
男性にお勧めできるかは悩ましい所です(^^;)
そうですね、どろどろとリアルになる話をほんわかと
ファンタジーっぽく描いてる感じでしょうか。
最近、ハワイ在住のアニマルコミュニケーターの著書を読みまして、
以前読んだ本を思い出して引っ張り出してきました。
そうしてみると亡くなったわんこたちの思いが共通しているようで
やはり「ありがとう」と感謝して前向きになることが供養になると感じたところです。