2011年05月27日

生まれ変わってもまた一緒に吠え合おうなっ!

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ひと月前にすぐ近所に住む、セシル生涯のライバルが
虹の橋へ旅立ちました。
外飼い番犬のビーグルくんでリディアと同い年でした。

1歳になってから引っ越してきた子で明らかに小さいワンコは
大好き。リディアとは微妙な距離感(リディアが怖がった)。
1年後うちにやってきたセシルが散歩に行くようになった最初から
セシルまだ小さいのに吠えられちゃって…。
すぐにセシルも負けずに吠え返すように成長しました。

弱犬セシルが「先手必勝!」「吠えたもの勝ち!」とばかりに
チンピラ犬根性を1番見せた相手がこのビーグルくんです。

当時はおじいさんが面倒をみてらして、その後はお父さんになり、
お父さんのお話をうかがうと、ビーグルくんとセシルはとても
よく似た性格(強さ、弱さ?)だったようです。
だからどちらかが先に吠えると相手がシュンとしてしまうみたい。
シュンとしても吠え返すんですけどね。負けてるのは伝わります。

毎日朝夕、そんな感じで「勝った!」「負けた!」の日々でした。
リディアは「ばかじゃないの?あーうるさい」みたいに見ていて、
ビーグルくんと同居しはじめた柴犬ちゃんはまだ若いのと
気が強いのとで一緒に吠えてました。
セシルが脱走してきた犬に背中に乗られて悲鳴をあげながら
おもらしをした事件の、気の強いやんちゃな柴犬ちゃんはこの子です。

ビーグルくんもあとからきた柴犬ちゃんに頭があがらなかったって。
やさしいところもセシルとそっくりなビーグルくん。

顔も年を取ってきたのがわかる白さになってきてましたが、
今年に入ってからビーグルくんの姿を見かけない日が増え、
見るとエリザベスカラーをしておなかに包帯はらまきをしていたり。
(あとから聞いた話ではガンだったそうです)。

セシルが吠えかかっても吠え返さなかったり、返しても小さい声と
元気がなくなっていた4月。
たぶん、旅立った日かその前日くらいのことでした。

夕方散歩の帰り、いつものごとくセシルがリードを引きまくって
先手必勝に吠えると、ずっと元気のなかったビーグルくんが
昔のように走って吠えかかってきました。(係留紐が長めです)。

なんかね、白くなった顔がすごく明るくて。若々しい表情で
楽しそうに吠えてるんです。
「やっぱオマエと吠えあうの楽しいなっ!」って言ってるのかな。

具合がよくなったのかと思ったけど、なんだか感じが違う…。
ふと虫の知らせみたいないやな感覚がよぎりました。
線香花火が燃え落ちる前にもう1度明るくはじけるみたいな。

でもセシルもビーグルくんも往年のように「ワンワン」吠えあって
楽しそう。近所迷惑でしょうけど、久しぶりなので立ち止まって
吠えさせてあげました。柴犬ちゃんは奥で吠えてました。

その後、2週間ほど姿を見ることはなく気になっていました。
やっとお父さんとお話することができて、旅立ったことを知ったんです。
ガンで寿命はないといわれてからなんとか回復をしてきていたビーグルくん。
旅立った日の夕飯まで、日々よくなってきた様子の元気さで、ガツガツ
ごはんも食べていたのに、突然その夜のうちに旅立ってしまいました。

ビーグルくんはわかってたのかも…
「オマエと吠えあうの楽しかったぜ!」
「また生まれ変わっても一緒に吠え合おうなっ!」って、セシルに
最後のあいさつを交わしていたように思えてなりません。

少年漫画の最終回か何かみたいだけど、セシルとビーグルくんの
仲って、甲乙つけがたい力量のお互いを認め合った永遠のライバル
(美化しすぎ)って感じでしたから。

ビーグルくんは虹の橋に先に行っている小さなお友達と遊んでるかも。
セシルと13年も仲良くしてくれて(?)ありがとう。
ひとりっこで番犬することになった柴犬ちゃんが、めっきりセシルに
吠えなくなってしまって、前を通るときセシルが寂しそうにしています。

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posted by ポロたんママ(旧・ぺり犬) at 16:49 | Comment(4) | TrackBack(0) | シェルティ(2011年セシルの日々) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする